【漢方でみる顔面麻痺】
顔面神経麻痺では、顔の筋肉を動かすことができなくなるので、まばたきができない、唇が垂れさがるなどの症状が現れます。 片側のみ起こることも多くて、さまざまな原因で発症します。その中でも、検査上で原因が特定されない特発性に分類されるものが、犬ではよくみられます。 特発性顔面神経麻痺では、突然症状が現れ、炎症を伴います。
漢方学的には、末梢性顔面神経麻痺は、主として陽明経(ようめい)の障害として捉えます。 風邪(風寒の邪)が陽明経に侵入して気血の運行を阻滞するために発現すると考えます。
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