【漢方でみるてんかん】
てんかんでは、脳に異常な電気信号の伝達が起き、それによりてんかん発作が繰り返される脳の病気です。
てんかん発作は、脳の神経ニューロンの電気信号が過剰になり、乱れが起きることで出る一時的な発作のことをいいます。
てんかんは、大きく特発性と症候性に分けられます。
また、症候性が疑われても検査などで原因が特定できない「おそらく症候性」のてんかんもあります。
漢方学的には、肝陽上亢が考えられます。
肝陽上亢とは、腎陰が肝を滋養できない、或いは肝陰不足で陰不制陽により
肝陽が昇浮し亢逆する状態をいいます。
病理の要点は肝陰が不足することで肝陽が異常に上昇しますが肝陽が上昇する原因は、肝陰不足、腎陰不足による肝腎陰虚、その他
精神の乱れによっても肝陽上亢をひき起こします。
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