1 心臓病 | 2 循環器の病気 | 3 肝臓・膵臓・腎臓の病気 | 4 呼吸器系の病気 |
5 胃腸の病気 | 6 泌尿器の病気 | 7 血液の病気 | 8 女性の病気 |
9 髪の病気 | 10 口・耳・鼻・目の病気 | 11 精神の病気 | 12 皮膚の病気 |
13 その他の病気 |


9 髪の病気

  • 側頭部の薄毛

  • 円形脱毛症

  • ツヤツヤの髪 とりもどしませんか?


    側頭部の薄毛

    【元気堂に来る前の状態や病院での治療状況が知りたいです。】
    2019年10月から側頭部の毛が薄くなってきたので、総合病院を紹介してもらって飲み薬と塗り薬を処方してもらいました。
    2019年11月下旬には抜け毛がすごくなり1週間で全頭ほとんど抜け落ちてしましました。
    病院でステロイドパルス療法を進められましたが、昔から薬が効きやすい体質のため副作用などが心配で断りました。
    脱毛の進行はとまらず、病院に行く度に「治療をしないと毛根が長い間ダメージを受けてもう生えてこない確率が高い」などステロイドを強く進められ、病院が嫌になり行かなくなりました。
    外出時はウイッグと帽子が必須で、ウィッグがばれるのではと人と会うのも怖くなりました。自分に自信がなくなって軽い鬱状態だったと思います。

    【元気堂での治療でどのように変化していったか?】
    最初は髪の毛に関してはそんな急激な変化はなかったのですが、朝の手のこわばりがなくなるなど、少し体調が良くなっていくのを感じました。
    「腎」が弱ってると教えて頂いたので、食生活では長芋、エビ、カキなどを積極的にとって、体を冷やさないようになど心がけました。
    半年くらいたったころから前頭部、後頭部に細い白髪(産毛のような)が生え始めました。 1年後頃には頭頂部以外は細い白髪と黒い毛も少し生えるようになりました。
    1年数か月後頃から処方を動物性のものに変えて頂いてからは頭頂部にも生えはじめ、細かった毛が太くなってきました。
    脱毛前と比べるとまだ髪の毛の量は少ないですが、今では帽子なしで外に出ることができるようになりました。

    【感想】
    私の場合はそんな急に結果がでるものではなかったので、「毛根はもうダメになったのかも」と何度も心が折れそうになりましたが「今出来ることをやるしかない」と自分に言い聞かせてなんとか続けてきました。 そうして1年後にやっと希望が持てる状態になりました。 あわせて身体の不調もよくなってきたのもうれしかったです。
    脱毛症のような原因不明の病気は「身体全体の細胞を健康な状態にしていくことで直していく」という漢方の考え方はとても希望がもてるものと思います。


    円形脱毛症

    円形脱毛症とは、字のとおり、髪の毛が円く抜ける病気です。

    自覚症状がないため、自分でも気がつかない場合が多いようです。
    自然に放っておいても数ヶ月から一年くらいで治るものです。

    しかし、再発しやすいため困っている方が多いのが現状です。

    西洋医学では、お手上げの感があります。(一応、薬剤は用意されているが)

    精神的な要因が大きな疾患でありますので、漢方薬でも気の巡りを良くするものが主体になります。

    【漢方療法】
    気の巡りを良くする:大柴胡湯、柴胡加竜骨牡蠣湯、桂枝加竜骨牡蠣湯など

    *自然治癒20%、再発30−50%といわれるように、再発防止が大事になります。

    *漢方薬は、品質と製造方法により、効果に差がでる場合があります。同名のものでもメーカーによっては差があります。
    詳しくは、漢方専門薬局でご相談ください。


    ツヤツヤの髪 とりもどしませんか?

    【髪も皮膚も、からだの外側でなく、内側でつくられる】
    髪も皮膚も、からだの中から作られ外に向かって出ていくものです。髪は、頭皮から竹の子のように伸びていきます。ちなみに、髪の毛は永遠に伸び続けるのではなく、数メートルが限界であとは抜けるそうです。皮膚はもちろんアカとしておちます。

    では、皆さんが毎日している、シャンプー・リンス、化粧水などは、なんのためにあるのでしょう。それは、すでにできてしまった髪の毛や皮膚をアフタケアしているのです。

    根本的改善や修理の中枢は、作る側、つまりからだの中にあります。ですから、外側ばかりケアするのでなく、内側をケアすることが、本当の意味での治療になります。

    この考えが世界に浸透したら、既存のヘアケア、スキンケアは ガラリと変わるでしょう。

    【髪のツヤは血の状態のあらわれ】
    前置きが長くなりましたが、ツヤツヤの髪をからだの芯から手にいれるには、どうすればいいのでしょうか?

    漢方では、「髪は血の余り」ととらえています。
    血とは、現代医学の血液とほぼ同じですが、漢方では量ばかりでなく、潤いを与える働きがあるとしています。 

    身体(五臓六腑)が活動するのに必要な血を消費した後の残りが、髪に栄養と潤いを与えるとみなしています。

    ですから、この血の量と質を、改善し維持することがツヤのある髪を手に入れる秘訣です。

    現代医学でいえば、女性ホルモンのバランスもこの血に関係しています。

    【妊娠中、産後に多い、髪のツヤの消失】
    女性は、月経や出産など、常にこの血と深い関わりがあります。
    実際、妊娠中と出産後は血の量と質の低下を招きます。
    その結果、髪にツヤが失われる方が多いのです。

    こうした血の量と質の低下は、漢方薬で急速に回復することができます。そして、漢方薬の最大の利点は、母子ともに副作用がないことです。

    授乳中のお母さんは、美容室で髪の栄養液をつけたいが、頭皮から化学物質を吸収してしまうため、乳児に悪影響があるといけません。

    そんなとき、自然の生薬をつかった漢方薬を服用すれば、髪のツヤはもちろん、お産で失われた体力も回復します。もちろん、お子さんに影響はありません。

    *同じ「薬」でも、新薬は石油で作られた化学合成品です。
    漢方薬とは、全く異なります。